Excelのフィルターオプションで完全一致検索をする方法
思い起こしてみればExcel歴20年の川崎です。
今回は、Excelをヘビーに使ってきた割に、つい最近になって知ることになったTips「フィルターオプションで完全一致検索をする方法」をご紹介します。 (ずっと「完全一致検索」オプションのチェックボックスが無いのが不思議でした。)
サンプルデータとして下記のサイトからダウンロードできるCSVファイルを使います。 http://www.ekidata.jp/
ダウンロードできるデータはいくつか種類がありますが、今回も「駅データ」を使用しました。
文字コードはUTF-8になっています。CSVファイルをダブルクリックしてExcelで開くと、文字化けしてしまうので、一度テキストエディタでShift_JISとして保存し直したものをExcelで開きました。
それでは「station_name」列でフィルターをかけていきます。まずは「アクティブセル領域」、つまり下図の選択範囲を選択します。(ショートカットですと、CtrlキーとShiftキーを押しながら*[アスタリスク]を押す、ですね)
リボンの「データ」タブから「並べ替えとフィルター」の中の「詳細設定」をクリックするのですが、その前に、、、
その前にフィルターの「検索条件」を用意しておきます。下図のように、表の最下部に、1行以上の空白の行を空けて、列名(ここでは「station_name」)と検索条件の項目(ここでは「新宿」と「新宿三丁目」)をセルに入力します。
改めて、リボンの「データ」タブから「並べ替えとフィルター」の中の「詳細設定」をクリックします。すると「フィルターオプションの設定」ダイアログボックスが表示されます。アクティブセルを選択した状態で、このダイアログボックスを開きますと、自動的に「リスト範囲」に値が入ります。
続いて「検索条件範囲」を選択します。先ほど入力した「station_name」「新宿」「新宿三丁目」のセルをマウスで選択し、「OK」ボタンをクリックします。
フィルターが適用されます。
あれ?「新宿御苑前」や「新宿西口」も表示されてますね。完全一致で「新宿」「新宿三丁目」だけ抽出したいのですが、、、前方一致になってしまいます。
完全一致で抽出するためには、検索条件を下図のように加工します。(イコールとダブルクォートを下図のように入力します)
="=新宿"
「新宿」「新宿三丁目」の両方に適用します。改めてフィルターを適用します。
完全一致でフィルターが適用できました!
【参考】
Excel(エクセル)基本講座:フィルタオプションの設定(データ抽出)